セラピストの方に特にお勧めします >>小指で引き締まる、脇と腰
ちょっとした習慣で、身体って変わります。
特に、マッサージなど、ひとのお身体を触るお仕事の方には
是非、小指を意識して使われることをおすすめします。
ふだんの手技の効率が、俄然変わります。
ためしに、お友達に、いつものやり方と、
小指を意識して(力を入れなくていいのです)
行ったときの違いを訊いてみてください。
ご自分のお身体の負担も、軽くなり、ラクになりますよ。
自分の身体を痛めない使い方を身につけることが、
なによりも大事だと思います。
また、ダンスや身体表現のパフォーマンスをされる方も、
小指を意識して(力を入れなくていいので)
動いてみてください。
上半身や肩甲骨の動きが、のびやかになります。
2014年11月26日の記事を再掲します。
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再び、小指のちから と、
再び、小指と肩の痛み・腰痛
のつづきです。
親指・人差し指を主に使って
ものを持ち上げることを続けていると

自然に、
肩が前に巻き込んできます。
猫背や頚の前傾突出など、
首~肩~背中に負担のかかる症状をつくりやすくなります。
また、呼吸器や心臓を抑圧する姿勢ですよね。

小指側の2本を主に使って持ち上げると

脇が締まるんですね。
「脇が締まる」ということは、
単純に上腕(二の腕)を
胴体にギューギューくっつけることではありません。
脇とその周囲の筋肉が、ほどよく引き締まり、
余計な力を使っていない状態のことをいいます。
すると、脇の下だけでなく、腰の外側の筋肉まで引き締まります。
つまり、小指側を使って持ち上げるたびに、
背筋から腰の筋肉がほどよく鍛えられるんですね。
これ、ためしにカゴや空の段ボール箱など、
軽いものを持ち上げて、しばらくその姿勢でいてくださると
よくわかっていただけるのではと思います。
横から見ると、
親指側を主に使ったときと

小指側を主に使ったとき

小指側のほうが、重心が腰に下りているでしょ?
また、肩から胸がラクそうでしょ?
手首の角度も、ずっと自然でラクそうですよね。

こちらよりお借りしました
ある患者さまのご主人が
ベテランの職人さんで工芸家でいらっしゃるのですが
永年の腰痛に悩んでおられたので、これをお伝えしたら
「感動しました!」と言ってくださいました。
小指側をしっかり使えば
腰痛予防と筋トレを兼ねられますし、
姿勢も良くなってきます。
余分な力がぬけるので、
無駄に頑張る動きがなくなります。
つまりそれは、
身体にも脳にも余計な負担をかけない、
ということなので。
潜在意識にもじわじわと影響するんじゃないかと思うのです。

先日の和道ヨガで ⇒☆☆
日本文化の身体使いの奥深さ、すごさに驚きましたが、
日本の文化って、
実はとても潜在意識に活かされた文化なのかもしれませんね。

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