着物のたもとは、腕使いの知恵

昨日、11/9(日)
和道ヨガ in 浜松でのひとコマ。


和服のたもとって、一見邪魔なようだけど、
実は腕の使い方が変わるんですよ。
ユミ先生(矢萩由三子先生)


まず、腕を真横に上げて、
ちょっと下に押しますよ。






次は、少し前に上げてみましょう。







押さえる力に耐えやすくなったでしょう?
胸の筋肉が使いやすくなるからね。
日本人の所作は、この角度だったんです。



腕を真横に戻して、今度は、
和服の袂(たもと)のかわりに、布をかけてみましょう。
腕の下、袂の中の空気を感じてみてね。







すると、押さえる力がずっと強くなっても、
耐えるのが楽でしょう?







今度は布をはずしてみましょう。







あらら。





***


・・腕に布をのせて、負担をかけているはずなのに、
すごい違いですよね。



腕の下の空気を意識すると、違ってくるんだそうです。
着物はその空気感を身体で学ぶためのもの。
着物に頼るのではない
、とユミ先生。


振袖を着るということは、
若いうちに振袖のような長い袖で
腕の使い方をしっかり学んだら、
短い袖のものを着ていいですよ、という意味なのだそうです。


また、今の着物は、昔よりも袖が長いのだそうです。
昔は、肘をかるく曲げて、着物を採寸していた。
だから、昔の着物は袖が短いのだそうです。


そして、袂をたすきがけするのは、
じつは肩甲骨周囲の緊張をほどき、
柔軟に使えるようにする知恵なんですって。



着物のたもとは、腕使いの知恵
たすきがけの画像がたくさん!⇒☆☆



また、赤ちゃんを背中におんぶするときの、
おぶいひも。
胸のところでバッテンになりますが、
これは胸部の緊張をほどき、
母乳の出をよくしていたそうです。
おっぱいマッサージの作用もあったのでしょうね。


着物のたもとは、腕使いの知恵
昭和30年代の写真。こちらより。



検索してみたら、このモノクロ写真のように、
「肩から赤子がのぞくくらい」に背負うのって、
難しいんですって。


着物のたもとは、腕使いの知恵
この方がUPしてくださってます。


でも、こんなふうに子どもさんが肩近く、
上のほうにいると、楽なんだそうです。
(近々、姪っこをおんぶさせてもらおう・・^^;;)


着物のたもとは、腕使いの知恵
こちらの方が書いてくださってます。



和道ヨガレポート、つづきます☆



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◾︎「病気未満」の状態の 『未病』を治し、数年先から未来までの、すこやかな『福』をつくりましょう。 ◾︎ そのための確実な施術と、ご自分で治していける、楽しいセルフケアをお伝えします。 ◾︎ 鍼灸大学卒業後、鍼灸教員資格を取得するも、やはり真実は現場にある、と臨床に進み、29年になります。 施術させて頂いた患者さまは、のべ6万7千人を超えました。 ◾︎ 2005年にわかばを開院。整体操法を運動力学的に展開した、ソフトな手技療法を主幹にしています。 ◾︎ 施術しながら、鏡を見たり、ご自分でも触れたりしながら、ご一緒に、おカラダの『変わるチカラ』を実感していきましょう。 ◾︎ 東京・埼玉・神奈川・愛知・富山・滋賀・石川・大阪・福岡、タイ、米国CA州・ラスベガス・シカゴからご来院頂いています。

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