身軽な人も・重苦しい人も、私



穏やかなのに「刺さる」動画に出会ったので、
ご紹介したくなりました。
17分ほどの語りです。






最初の部分の「おとぎ話」は
ぎゅっとまとめると、こんなかんじです。



二人のお坊さんが
川を渡って僧院へ帰ろうとすると
泣いている女性がいました。
どうしたのかと訊くと、

「川の水位が上がってしまい、
向こう岸の家へ帰れない。
小さな子供はひと晩中、
私を求めて泣くでしょう」と。

一人の坊さんは
その女性を抱きかかえて川を渡り、
家へ帰れるようにしてやりました。

坊さん二人は僧院へ帰ろうと
再び歩き始めたのですが、
30分くらいして、もう一人の坊さんは
動揺しながら言いました。


「あなたは自分のしたことがわかっているのか。
『女性と話すな、触れるな』と
師に言われているだろう」


女性を抱えて川を渡った坊さんは
静かに言いました。


「そうです。その通りです。

でも私は
30分以上前に彼女から手を離したのに、
あなたはまだ、
彼女を抱きかかえているのですね」

 
    
***
      

私は、この2人目の坊さんのように
「取り締まる」キャラがとても強くて、
とてもギスギスした思いを
たくさんして・させてきた時期が長いのですが

   
動画のなかで
穏やかに語り続ける女性が
ぜんぜん上から目線でなく


語り終えたあとも
はにかむような表情でいることに
泣いてしまいました。
   


※約17分の動画です
ご了承をいただき、書き起こし全文を、この下にご紹介します
長文ですが、どこかに響く部分があれば、幸いです






おとぎ話をお話しします。
物語とは永遠のメッセージを
伝えられるのです

二人の僧侶、イェスミとノーミは、
近くの村に説教に行って
僧院に帰るところでした。

川を渡ろうとしていた時
泣いている1人の女性に出会いました

イェスミは彼女の所へ行き
なぜ泣くのかと問いました

彼女は、川の向こうにいる
幼い子供のもとに帰らなければならないけれど、
川の水位が増したせいで
帰れなくなって悲しい、
きっと子供は母を求めて一晩中泣くだろう
と言いました

その話を聞いてイェスミは
助けを申し出ました。
彼は彼女を抱きかかえ、
川の向こう岸まで運びました。
そしてまた歩き始めました。

30分ほど歩いた時、ノーミが
動揺した様子で口を開きました

「イェスミ、
あなたは自分がしたことがわかっていますか?」

イェスミは穏やかにノーミを見ました

「私たちの師は言いました。
『決して女性を見るな』
でもあなたは彼女に話しかけた。

私たちの師は言いました。
『決して女性と話すな』
でもあなたは彼女に触れた。

私たちの師は言いました。
『決して女性にふれるな』
でもあなたは彼女を抱きかかえた。」

イェスミは静かに
ノーミを見つめて言いました。
「そうです。その通りです」

「でも私は
30分以上前に彼女から手を離したのに、
あなたはまだ
彼女を抱き抱え続けているのですね」



ではこの物語から少し離れましょう
そして短い瞑想をしましょう

目を閉じてください
まだ目を開けている人がいるようですね
目を閉じても大丈夫です

ゆっくりと深く、息を吸い、
息を吐きます。

息を吐くために
口角を少し上げて
優しく微笑みましょう

吸って
吐いて
吸って
吐いて
にっこりと笑顔になりましょう
目を開けてください

わずかに呼吸に意識を向け
顔に笑顔を浮かべただけで、
気持ちが落ち着いて
今この瞬間にいられます。

平和へ向かうパワーは いつも
内側にあります。
 


先ほどの物語に戻りましょう。

イェスミとノーミは存在の
2つの意識状態を象徴しています

基本的に私たちは誰でも
2つの意識状態のどちらかにいます

1つ目はストレスに満ちた状態。
もう一つはストレスのない状態。

私たちはこのストレスのない状態を
美しい意識状態と呼んでいます。

ストレスのないとき、私たちは
人生を美しいと感じるからです。

通常、
ストレスとは緊張だといわれますが
怒り、恐れ、心の傷、孤独感、イライラなども
すべてストレスに満ちた状態ではないでしょうか?

美しい意識状態とは
つながり、喜び、愛、思いやり、活力、
そして情熱のある状態です。

もしあなたが美しい意識状態にいなければ、
あなたのデフォルト(基本)の状態はストレスです。

人間の人生の全体を見ると
戦争か平和か、
協力か腐敗する政治か、
愛か分離か、頑張りか失敗か、
幸せな子どもたちか、
それとも厄介な世代なのか

すべての背景で 
これら2つの意識状態が
原動力となっています。

すべての選択と行為は
2つの意識状態のどちらかが
原動力となっているのです。

最も重要な選択は、
どちらの意識状態から
自分の人生を生きたいのかということです。

どちらの意識状態から、
他の人々と関わりたいのか
ということです

どちらの意識状態から、
自分の人生の目的を達成していきたいか
ということです。

悲しいことに、
教育制度、社会システム、両親、宗教は
私たちの内側の状態に
十分に意識を向けさせてくれませんでした。

むしろ学校の教育制度そのものが
私たちを競争させ、
他者の進歩に嫉妬させ、
劣等感で恥を感じさせます。

人間として存在するという真髄を、
深く傷つけることになっています。



もう一度、先ほどの物語に戻りましょう。

イェスミは美しい意識状態を象徴していました。
ノーミはストレスに満ちた意識状態を象徴していました。

ノーミは
自分のマインドの中で問題をつくりだし、
すっかり動揺してしまいました。

イェスミは他者の問題を解決し、
穏やかに歩き続けました。

ノーミは物事が起きる前も、起きている間も、
起きた後も、心が乱され、
思考は非常に愚かで複雑になりました。
内側に動揺があったからです。

イェスミは行動の最中も
完全にその瞬間にいて、
行為が完了したときには
完全にその状況から離れました。

美しい意識状態は、
過去や未来への不安から
強迫的に惑わされることはなく、
内側のシンプルさや整頓された心が
ひらめきを感じる状態です。

今この瞬間につながる意識状態なのです。

ノーミは道に迷ってしまいました。

ストレスに満ちた意識状態では
あなたも道に迷います。
あなたは他者とのつながりを失います。

他の人と一緒にいても、
孤独感を感じます。

イェスミは違いました。
女性の苦境につながりました。
彼は彼女を助けました。

彼はノーミの苦悩も理解し、
叡智の言葉がけによって彼を助けようとしました。

美しい意識状態にあると
あなたは自分を助け、
あなたの周りにいる人々を助けます。

あなたは完全に聡明で
あなたの行為は決断力に満ち、
パワフルです。



もう少し、
ノーミのことを観察してみましょう。

怒りと混乱が、
彼の中の敬意や高潔の理想像の上に
乗っかってしまいました。

私の観察では、
ストレスに満ちた意識状態が
あなたの理想像の上に乗ってしまうと、
その考えがどれほど高尚なものであったとしても、
たとえそれが愛国心や無条件の愛や
敬意や誠実さであったとしても、

私たちは鈍感で無関心になっていきます。

自分が大切にしてきた大義を傷つけ、
自分たちが愛する人を傷つけてしまいます。

イェスミは、 
天国への道から締め出されるために
助けたのではありません。
もちろん違います。

助けないと罪悪感を感じるからでもありません。

彼が助けたのは
女性の痛みを感じられたからです。
彼女の苦しみを感じることができたのです。

美しい意識状態からの行為は、
つながりから生じます。
理想からではありません。

あなたはイェスミだったこともあるでしょう。
あなたはノーミだったこともあるでしょう。

私たちはストレスと孤独感の中で
生きてきました。

そして自分の人生と周囲の人々の人生に
大きな混乱を招いてきました。

つながりのある美しい意識を生き、
自分と周囲の人の幸福に貢献したこともあります。

あらゆる形の戦争、分離、葛藤は
より多くの人が、
美しい意識に生きることによってのみ終わります。

そこで大きな疑問がわきます。

習慣的で否定的で、ストレスに満ちた方向へ
向かいがちな脳の傾向から
一体どうやったら、
解放されることができるのだろう。

プレッシャーが
私たちの人生の一部分であり続けるなら、
ストレスによって停滞させられることなく
生きるためにはどうしたらいいのだろう?

美しい意識状態の中にいながら、
人生のチャレンジに
どのように向き合ったらいいのだろう?



人がよく選ぶ道筋には3つあります。

ひとつめは、
ストレスに満ちた意識状態を生きて、
内側の意識を傷つけるところへ落ちてしまう。

ふたつめは、
ストレスから逃げようとして、
一時的にドーパミンが高い状態になろうとします。

ただ、
ドーパミンが一定状態に保たれてしまうと、
感情的に乾いた、空っぽの状態になってしまいます

みっつめは、
不都合な信念や物語や考えを
都合の良いものに置き換えようとする。

ただ問題は、
この3つの方法のどれも
パワーを持っていないことです。

3つのどれもが
引力の強い苦しみや、長期間のストレスから、
あなたを解放するパワーを持っていないことです。

結局私たちは、
習慣的でストレスに満ちた
感情の渦に屈服します。

私たちには美しい意識状態へと導く
強い内なるパワーが必要です。

それこそが内なる真実につながる道です。



8年ほど前、
カリフォルニア州のビッグペア湖にいた時に
私たち家族は水難事故に遭いました。

事なきを得ましたが、
水の中にいる間、私の夫であり
ワンワールドアカデミーの
共同創始者であるクリシュナジが、
すべての人類の苦しみの根本の原因に気づきました。

多くの人が、
人生でストレスに満ちた体験が終わった後も、
苦しみが何日も何ヶ月も何年も
永続する理由。

過去と現在の状況、
他の人と彼らのふるまいは、
私たちの中でストレスをひき起こします。

でも私たちが不幸な状態を保つのは、
彼らのせいではありません。

水の中にいた時、
夫は人類の苦しみの真の理由に気づきました。

あらゆる感情的な苦しみは
強迫的で自己中心的な思考から生じるということ。

それは自分自身への強いこだわり。

それは絶え間なく続く自分への強い執着。

この執着があなたと他者を引き離し、
この執着が私たちが現在世界中で見ている
あらゆる種類の戦争や争いや、
分離の原因となっているのです。

この真実は
私たちにとって不都合かもしれません。

でもこの洞察に照らして
自分の感情的な苦しみを観察できるなら
この真実が私たちを解放します。

苦しみの中で・不幸の中で・
ストレスに満ちた状態の中で、
あなたは自分にこだわり続けているのです

自分がされた不公平な扱いに執着し、
自分に禁じられた快楽に執着し
自分に与えられなかった機会に執着し
自分に抑制されてしまった愛に執着し
完全に自分への執着なのです

この状態で私たちは
目の前にある問題への解決策を
見つけようとはしません。

すべての思考が
「自分」「自分」「自分」
となっているからです。

不幸の中で、
それだけを考えているのです



この洞察に照らして、
ノーミのことを考えてみましょう

物語を通して
彼は執着し続けていました

自分の正しさにこだわり、
間違いが起こることを許してしまった
という罪悪感にこだわりました。

解決策には関心がなく、
女性とその息子や
自分の友人にも関心がなく、

内側ではずっと、
苦しんでいる女性を無視した自分は正しかった、
ルールを守った自分は素晴らしかったと
正当化を続けました。

悪い状態が長く続くのも、苦しみも、
自分への強いこだわりの結果です。

それは強迫的な自己中心的思考なのです。

それに気づけるなら、
あなたを苦しめてきた
あらゆる形の苦しみに対する
最高にパワフルな対抗手段となります

あなたが気づければ、
ストレスに満ちた状態から出られるだけでなく
大きなエネルギーの解放が起きます。
そしてあなたは、パワー、つながり、自由、
そして目的の感覚に目覚めます。

私たちは今、道筋が分かりました。
それはうまくいくのですから、
行動しましょう。



ここで短く3つの質問の瞑想をしましょう

瞑想は宗教とは関係ないことを
覚えておいてください

瞑想は人間であることに関係しています
瞑想は美しい意識状態に戻っていくことなのです

呼吸に意識を向けましょう
ゆっくりと深く息を吸って息を吐いて。
自分自身を観察します

あなたは今ストレスに満ちた意識状態ですか?
それともあなたは美しい意識状態ですか?
自分自身を観察しましょう

あなたは自分の過去にかかりきりですか?
それとも自分の未来にかかりきりでしょうか?
今この瞬間にいますか?

自分自身を観察しましょう
あなたは自分に執着していますか?
それともつながりを感じていますか?
ただ観察します
何かを変えようとしないでください

あなたの頭の中心で
小さな炎が輝いていると想像します
顔にやさしい微笑みを浮かべましょう
目を開けましょう

あなたの隣に座っている人の
目を見つめてください

心の底から、相手の方が
美しい意識状態で生きられますように
と願いましょう。

そうしてもいいと思ったら
相手の方をハグしてください。

どうもありがとうございます
ナマステ





※ わかばのウィルス対策と、ご協力のお願い
2021/01/23 追記改定


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◾︎「病気未満」の状態の 『未病』を治し、数年先から未来までの、すこやかな『福』をつくりましょう。 ◾︎ そのための確実な施術と、ご自分で治していける、楽しいセルフケアをお伝えします。 ◾︎ 鍼灸大学卒業後、鍼灸教員資格を取得するも、やはり真実は現場にある、と臨床に進み、29年になります。 施術させて頂いた患者さまは、のべ6万7千人を超えました。 ◾︎ 2005年にわかばを開院。整体操法を運動力学的に展開した、ソフトな手技療法を主幹にしています。 ◾︎ 施術しながら、鏡を見たり、ご自分でも触れたりしながら、ご一緒に、おカラダの『変わるチカラ』を実感していきましょう。 ◾︎ 東京・埼玉・神奈川・愛知・富山・滋賀・石川・大阪・福岡、タイ、米国CA州・ラスベガス・シカゴからご来院頂いています。

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