直感や度胸、上げちゃおう!>> 3/29(日) 和道ヨガin 浜松
私の、今までに読んでよかった本・BEST2は、
石村博子『たった独りの引き揚げ隊』(角川書店)。
文庫本も出ています
戦前の満州、ソ連との国境近くの町で
ロシアのコサック出身の母と、日本人の父のもとに生まれ、
コサックの狩猟・野営の技術を身につけた少年が、
ロシアとの国境地帯から、引き揚げ船の出る錦州まで、
一人で1000キロの行程を生き抜いた記録です。
例外的な事実ですが、痛快な読後感です。
「あの時が、俺の人生で一番輝いていた」と。
この少年は、ビクトル古賀氏。
>> 「ビクトル古賀先生」
のちにサンボ(ロシア格闘技)で生ける伝説となり、
日本柔道・アマレス界にも大きな影響を与え、
現在もレスリング指導者として活躍されています。
>> サンボの神様、ビクトル古賀
当時、満州には、社会主義国となったソ連から脱出した
ロシア人も住んでいたそうですが、
ソ連が不可侵条約を破り、満州に進攻した後、
ソ連軍をおそれて満州から逃れたり、
逆にソ連に戻ったロシア人も多かったそうです。
一方で、まだ満州に残っているロシア人もあり、
10歳のビクトル少年は、そういったロシア人の家を訪ね
(といっても、やみくもに戸を叩くのではなく、
訪ねる家を慎重に選び、見極めた上のこと)
食べ物や靴下などをもらうなど歓待されることもあり、
飢えをしのぐことができたそうです。
ロシアの木造住宅
「残っていたロシア人はどこか達観した風情があったね。
イコンは出しっぱなし。
逃げも隠れもしないで、自分たちの暮らしを淡々と続けていた。
やられる覚悟はできているという感じに見えたよ。」
と、ビクトル氏。
Wikipediaより ロシア正教会のイコン
(イコンとは、キリスト正教の宗教画。
祈る対象であり、祈るたびにイコンにくちづけをするのだそうです。
当時のソ連では禁止されていたのでしょうね。)
私は時々、この残っていたロシア人のことを思い出すのです。
満州から脱出した日本人もロシア人も、命がけだったろうけれど、
どうしたらそんな状況でも満州に残り、
淡々と堂々としていられるんだろう。
よほど、腰肚がすわっていたのでしょうね。
腰肚ができていれば、
ショックなことがあっても落ち着いていられたり、
立ち直りが早かったりする。
なんとなーく「こうすればいい」「あちらに行ってみよう」と、
勘や判断力も働きやすくなるしね。
・・そんなことを思いながら、
きょうもおまた光線&骨盤底筋トレのセルフケアで
こつこつ腰肚つくっとります。
さあ、2015年の日本で生きてる私たちにはさ、
骨盤底筋トレーニングだけじゃなくて、⇒☆☆
和道ヨガがあるのよ!
>> 前掛けはコルセットを超越している
和道ヨガで日本の身体の知恵にふれて、
自分の勘や判断力、上げちゃおう!
ヨシッ!
ってことで、3/29(日)、
はるばる雪深い札幌から矢萩由三子先生をお招きし、
和道ヨガ in 浜松、開催いたします!
男性もご参加いただけますよ!
■ 和道ヨガ in 浜松 2015・春
2015年3月29日(日)
場所は、浜松駅から徒歩9分の公共施設。
一部 13:20~15:20(13時より入室可能)
二部 15:40~17:40
参加費は、一部・二部とも各
通し参加の場合は、
*一部・二部 各8000円、通し参加 15000円に改定いたしました。
事前のお振込みをお願いいたします。
お申し込みくださった方に、詳細をお知らせいたします。
■お申し込みはこちらから
>> 着物のたもとは、腕使いの知恵
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