着物のたもとは、腕使いの知恵

wakaba

2014年11月10日 09:00

昨日、11/9(日)
和道ヨガ in 浜松でのひとコマ。


和服のたもとって、一見邪魔なようだけど、
実は腕の使い方が変わるんですよ。
ユミ先生(矢萩由三子先生)


まず、腕を真横に上げて、
ちょっと下に押しますよ。






次は、少し前に上げてみましょう。







押さえる力に耐えやすくなったでしょう?
胸の筋肉が使いやすくなるからね。
日本人の所作は、この角度だったんです。



腕を真横に戻して、今度は、
和服の袂(たもと)のかわりに、布をかけてみましょう。
腕の下、袂の中の空気を感じてみてね。







すると、押さえる力がずっと強くなっても、
耐えるのが楽でしょう?







今度は布をはずしてみましょう。







あらら。





***


・・腕に布をのせて、負担をかけているはずなのに、
すごい違いですよね。



腕の下の空気を意識すると、違ってくるんだそうです。
着物はその空気感を身体で学ぶためのもの。
着物に頼るのではない
、とユミ先生。


振袖を着るということは、
若いうちに振袖のような長い袖で
腕の使い方をしっかり学んだら、
短い袖のものを着ていいですよ、という意味なのだそうです。


また、今の着物は、昔よりも袖が長いのだそうです。
昔は、肘をかるく曲げて、着物を採寸していた。
だから、昔の着物は袖が短いのだそうです。


そして、袂をたすきがけするのは、
じつは肩甲骨周囲の緊張をほどき、
柔軟に使えるようにする知恵なんですって。




たすきがけの画像がたくさん!⇒☆☆



また、赤ちゃんを背中におんぶするときの、
おぶいひも。
胸のところでバッテンになりますが、
これは胸部の緊張をほどき、
母乳の出をよくしていたそうです。
おっぱいマッサージの作用もあったのでしょうね。



昭和30年代の写真。こちらより。



検索してみたら、このモノクロ写真のように、
「肩から赤子がのぞくくらい」に背負うのって、
難しいんですって。



この方がUPしてくださってます。


でも、こんなふうに子どもさんが肩近く、
上のほうにいると、楽なんだそうです。
(近々、姪っこをおんぶさせてもらおう・・^^;;)



こちらの方が書いてくださってます。



和道ヨガレポート、つづきます☆



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